記録を目指すトップアスリートから、趣味や健康のために運動をしている人まで、アクシスメソッドが高く評価されているのは、次のような特徴があるからです。

1.筋肉が連動して動かせるようになる

ひとつの動きをする際に、その動きをするための主要な筋肉だけでなく、その周辺の筋肉が複数働いている方が、よりスムースで、パワフル、柔軟性に富んだナチュラルな動きになります。

しかし、これまでの体の使い方の癖などで、あまり使うことがない筋肉はどうしても出てきます。そういった筋肉は意識をして動かすこともできないため、どんどん使われなくなっていきます。特に、いわゆるインナーマッスルと呼ばれる筋肉に、あまり使われなくなるものが多いのです。

こうなると、何らかの動きをする際に、その動きをするのに主要な筋肉だけで動くようになってしまい、パナチュラルな動きができなくなります。

神経のブロックが外れ、神経伝達がスムースになると、これまで使われていなかった筋肉までスムースに連動して動かすことができるようになるので、ナチュラルな動きができるようになるのです。

2.筋肉群を特定して神経ブロックを外すことができる

アクシスメソッドは人体を20の筋肉群に分けており、それぞれの筋肉群を指定して神経ブロックを外すことができます。つまり、部位を特定して、その部分の機能を高めることができるのです。

アクシスメソッド以外にも、骨格構造を整えたり、経絡を活性化するなど、アクシスメソッドと違うアプローチで身体能力を高める技術は世の中に存在していますが、私たちの知る限りでは、それらは体全体の能力を高めるものです。

パフォーマンスは、全身の筋肉群の中で最も低い機能の筋肉群の機能レベルが、パフォーマンスの上限となります。別の表現をするなら、最も機能の低い筋肉群が動きにおける課題を作り出しているのです。

全身の身体能力を高めると体は動きやすくはなりますが、課題は解決されないままになります。

例えば、Aという筋肉群の働きが悪いために理想的なフォームができないでいるとしたら、全身の機能を高めることで身体能力が底上げされ動きやすくなります。しかし、周りの筋肉群に比べるとAの筋肉群は働きが悪いままなので、課題は本質的に改善されません。

動きにおいて最も理想的な肉体とは、全ての筋肉群がバランスよく、同じレベルで機能している体。筋肉群の機能にばらつきがあると、機能が弱い特定の筋肉群をかばうために、他の筋肉群の機能を高めるようになり、どんどんバランスが崩れていくことになります。
全ての筋肉群が同じレベルで機能している肉体はロスが無いため、持っているポテンシャルを最大限に発揮することができます。

アクシスメソッドは、筋肉群を指定して機能を引き出すことができるので、確実に課題を解決し、全身の筋肉群の働きにロスの無い、理想的なバランスの取れた肉体を作ることができるのです。

3.効果が約1か月持続する

スポーツにおける練習とは、究極的に言うと、その競技における動きを脳に記憶させていく作業です。
自転車を一度乗れるようになると、10年間乗ることが無かったとしても簡単に乗ることができるように、脳が動きを記憶すると、それを容易に再現することができます。

スポーツにおける練習も、その競技に必要な動きを繰り返し行うことで、その動きができるようにすることと、その動きを脳に記憶させることで、試合などの必要な場面で、その動きが自然と再現できるようにしているのです。

アクシスメソッドの効果は、約一か月。
この間、中心軸からのスムースな動きのできる体で動いていくことで、その動きを脳が記憶していき、必要な場面でその動きを再現することができるようになります。
これは、短期間だけ身体能力を高める技術ではできないアクシスの強みなのです。

また、トップアスリートなどは、肉体の動きと感覚がギリギリのラインでバランスを取りながらパフォーマンスを発揮しているので、試合前などに短期間のみ身体能力を高める方法を行うと、肉体と感覚の間にギャップが起こり、本来持つ力を発揮できなくなることがあります。
そういう意味でも、効果が長く継続するアクシスメソッドは、肉体と感覚のギャップを調整する期間を作ることができるため、最良の状態で試合に臨むことができます。

※脳が動きを記憶するまでの期間には、個人差があります。