何故、筋肉を支配する神経のブロックを外すことでパフォーマンスが高まるのか?

人体の動きは、骨格を、筋肉が動かすことで作られていきます。
そのため、パフォーマンスを高めるには、骨格が正しい構造であることと、筋肉の機能が引き出されているという2つの条件がそろうことが必要になります。
極端な例を言うと、どんなに筋肉の機能が高くても、脱臼をして骨格が正常な構造でなくなればパフォーマンスは低くなってしまいます。
「筋肉の機能」と「骨格の構造」が関係しあいながら、パフォーマンスレベルが決まっていくのです。

アクシスメソッドは筋肉を支配する神経ブロックを外すことで、個々の筋肉の機能を引き出すとともに、必要な筋肉群がスムースに連動して動くようにします。

筋肉の機能というと、パワーを最初にイメージしますが、それ以外にも、柔軟性、スピード、バランス、感覚器としての働きなど様々な機能を持っています。
神経が繋がることで、これらのすべての機能が高まり、しかも、連動して動くようになることで、筋肉の機能が最大限に発揮された状態になるのです。

人間の骨格を支えているのは筋肉です。

体の使い方の習慣や癖、筋肉の働きの前後左右差などがあると個人差はありますが、骨格構造に数ミリ~十数ミリ単位で歪みが起こります。その結果、重心点がズレてしまい、バランスが崩れた状態になります。

バランスが崩れていると、体を動かす際、重心を取るために筋肉の一部を使うことになります。例えば、筋肉の能力が100あるとしたら、その中の30をバランスをとるために使うわけです。こうなると、体を動かすには70%の筋肉しか使え位ので、パフォーマンスは低下します。

アクシスメソッドを受けることで、筋肉の機能が引き出され、前後左右がバランスよく連動して動くようになると、骨格は正しい状態に整えられます。アクシスメソッドを受けた感想の中で「姿勢が良くなった」というのが多いのは、このためなのです。

骨格構造が整えられ、重心点が理想的な位置に収まると、バランスをとる必要が無くなり、筋肉の能力が100あったとしたら、そのすべてを動きに使うことができるようになり、パフォーマンスが高まるのです。

筋肉の機能が引き出され、骨格構造が整い、重心点が理想的な位置に収まるという3つの条件が整うと、いわゆる中心軸ができた状態になります。
この状態になると筋肉からは余計な力みが抜け、動く瞬間に必要な筋肉群を動員することができ、その動きは中心軸からの無駄が無いものになるので、力学的に最もスムースでハイパフォーマンスの動きができるようになります。

このように、アクシスメソッドは、筋肉の能力を引き出す技術ですが、筋肉の機能が引き出されるからパフォーマンスが上がるのではなく、筋肉の機能を引き出した結果、骨格構造が整えられ、重心点が定まり、中心軸が作り出すのでパフォーマンスが向上するのです。

※誰しも骨格には左右差があり、また、前後のバランスにも差がありまあす。そのため理想的な重心点の位置は人によって異なります。